戦争より平和の方が忙しい?

2017年04月25日(火)

 折からの北朝鮮問題で不安さが増す状況下で、UKIPAL36を発行しました。
 まだまだ発行部数の少ない本誌ですので、伝えたいことがあるなら、もっとSNSなどで発信しなくちゃいけないところですが、生来のものぐさな身が一つ。せめて編集後記ぐらいウェブに載せておきます。

「戦争より平和の方がずっと忙しい」という文章に出会いました。(村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』〈下〉講談社)。何気なくページをめくったのですが、だんだん後から気になり始めました。死についての会話でした。
 これを書いているのが4月15日で、国境の様子が不安定さを増している最中です。
 2020年の東京オリンピックに関してあまり賛成的ではなかったのですが、こうなるとぜひ平和状態の中で実現欲しいという気持ちになりました。
 1940(昭和15)年に史上初のアジアで行われる五輪大会として準備され中止となった「幻の東京オリンピック」。その前の1936(昭和11)年は「ヒトラーのオリンピック」のベルリン大会で、東京大会が中止になって世界は戦渦に巻き込まれていく悲惨な歴史がありました。
 2020年を幻にしてはいけません。アメリカ合衆国でトランプ大統領になってからずいぶん世界的な不安定感は加速したようです。「戦争より平和の方が難しい」とも言われてきましたが、平和な日常を保ち続けるためには膨大なエネルギーが必要なのだとあらためて思い知らされます。それは個人と個人との関係でも同じなのでしょう。

 人類の知性が機械の知性と完全に融合し、人間の能力と社会が根底から変容するというシンギュラリティ(技術的特異点)が起こるのが、2045年(早ければ2029年という説も)に予想されています。
 ミサイルとか化学兵器だのと恐怖に満ちた現実はできれば避けたいところですが、できるだけ生き延びてシンギュラリティの世界を見てみたいという気持ちになっています。この前ビデオも見ました。あ、あれは『シン・ゴジラ』。

UKIPAL27 8月号発行

2016年07月27日(水)

 ようやく8月号を発行出来ました。
 毎号毎号、「限界だわ」と内心グチをつぶやきながら編集制作作業をしているのですが、今回はもうひと踏ん張りというタイミングでパソコンが使えなくなって、これはさすがにコタえました。
 取材し、レイアウトしたデータが全部消滅していたらと考えて恐ろしくなりました。アップルサポートにも連絡して3日間をまるまる費やして、データが取り出せたから印刷できたものの、そうでなかったら一体どうなっていただろうと思うと…。このぞっとする感覚は真夏でもクーラーなど要りません。
 何だかんだで1週近く予定が遅れました。
 いろいろなことに打ちのめされながらもUKIPALを作り続けています。
 時おり「何がやりたいの自分」と自問自答するのですが、多分ローカルであることの本当の価値をグローバルに発信したいのだろうという気がします。
 地域が狭い場所に閉じこもっていると、生きる鮮度が失われていく(腐敗していく)のではないかという漠然とした気分があり、チルチルミチルじゃないけれど、幸福は住んでいる足元にあると思えるためにはどうすればいいかというテーマがあります。
 某日某所で、2重の虹を見ました。

フェザント 二重の虹

上海アルパジョン『朝の八甲田』初出荷

2016年04月28日(木)

  『朝の八甲田』がいよいよ上海アルパジョンとして中国に進出します。
 販売を行うのは「BHゴーメット シャンハイ」社(上海市)。香港のサイモン・チャン氏(オーナーCEO)とマレーシア人のアンディ・バウ氏(ビジネスマネジャー)が起ち上げました。
 きっかけは5年前に香港で開催された八戸市の商談会で、アンディ氏の弟嫁が『朝の八甲田』を「しっとりして、クリーミー」と激賞したことから。その翌年にアンディ氏は何度か八戸を訪れ香港での大イベントにもアルパジョン出店を企画し、今回の上海進出の運びとなりました。
 ホテル、ザ・リッツ・・カールトンや高島屋などに常設している高級食品店から販売を開始し、6月中に9店舗、年内に40ヵ所で事業展開する計画です。
 4月27日に初出荷となったのは5個入り2500箱。価格は1080円〜1404円(プレーン、リンゴ、チョコ味など5種類)を2500円で販売していきます。今後八戸港から定期的に輸送する予定。いずれは朝の八甲田販売ショップを兼ねた月餅カフェのような構想も描いています。
 輸出は八戸にある貿易商社(株)ファーストインターナショナルが行い、八戸で生まれたお菓子が世界に向けて広がっていく夢の実現に大いに期待が高まります。

上海アルパジョン初出荷

八戸せんべいルネサンス

2016年03月22日(火)

 ブラタムラこと田村暢英さんに誘われて、久慈市の宇部煎餅店に見学に行ってきました。
 宇部煎餅店さんのホームページを見ると「窓ガラス越しに製造工程が見学できます」とありました。
 八戸せんべい汁研究所所長でもある田村さんは、かねがね「南部せんべい」はその発祥地として八戸の誇り、財産、資源だと訴えていて、岩手県の後塵を拝している八戸市のせんべい産業に警鐘を鳴らし続けてきました。
 宇部煎餅店さんは「南部煎餅業界生産量NO.1」を誇っており、遠く九州を含む全国各地に発送しているそうです。
 1日の生産量、何とMAX50万枚製造!
 祝日のこの日も、注文に間に合わせるためにフル生産稼働を行っているそうです。

 体育館よりも広い巨大な工場のオートメーション機械を、ぽつぽつと少ない人数で操作していました。
 家内手工業的なスタイルの多い八戸のせんべい店の様子が思い浮かび、つい比較してしまいました。
 この際、品質の良否はさておいて、とにかくこの圧倒的な規模の生産体制には驚かされました。誇張にすぎるかもしれませんが、産業革命の黎明期とはこのようなものではなかったかと。
 うーん。「八戸せんべいルネサンス」とでもでっち上げなくては、時代に追いつけないかもという危機感に襲われました。
 ま、田村さんは「何を今さら」という顔をしてましたが…。 宇部煎餅店1 宇部煎餅店3

『はちのへ酒場100選』で知る奥深さ

2016年03月18日(金)

  まだまだ八戸には、いい酒場、おもしろいお店があるんだなと、あらためて知ったジモト酒場文化の奥深さに軽いショックを受けたのでした。次号から始める八戸テレビ放送とユーチューブで放映中の『はちのへ酒場100選』の連動企画での取材です。
 同番組は2014年9月から開始し、八戸市内の有名店や隠れた名店を巡ってその酒場文化を紹介してきました。
 現在は32軒、山登りで3合目といったところです。MCはロックバンド「セーリング」のゴウさんと、企画したテクノス社長の佐々木伸夫さんのお2人です。

 今回の収録は、新長横町から鍛冶町に抜ける間にある「ナツメロ酒場」さんと六日町の「月のうさぎ」さん。
「ナツメロ酒場」は演歌歌手前川原チカ子さんが経営する昭和レトロ感が濃密なカラオケ酒場。
「月のうさぎ」は、八戸ブログ村で1、2を争う人気ブログを書き込みするママの盛口鈴子さんの温かなもてなしという、対極的な風情の2店でしたが、どちらもまた行きたいと思わせるいいお店でした。
 その詳しいところは番組の映像でお楽しみいただくとして、これからの取材訪問にクワク感があります。

ナツメロ酒場