朝市ウォッチング

オーストラリアから館鼻へ ~ラリア・カフェ

出会いのきっかけは「逆ナン」!

後ろでひとつに束ねた長髪とハンチングがトレードマークの佐藤=ラリア=雅彦さんと、笑顔がすてきな奥さんの純子さん。「ラリア・カフェ」に行くと、南洋の太陽みたいな、あたたかな笑顔のおふたりがむかえてくれます。

 マスター佐藤さんのニックネームは「ラリア」。
 佐藤さんは八戸水産高校卒業後、南洋真珠づくりの技術者として、おもにオーストラリアと八戸を行き来してきました。ラリアは、オーストラリアの「ラリア」というわけです。
 たまたま帰ってきた23歳の佐藤さんは、銀行の窓口にいた純子さんと知り合います。
 付き合うようになったきっかけは「逆ナン」!
 純子さんが仕事にかこつけて電話をかけ、デートに誘ったとか。
「(ラリアさんが来たとき)あ、来た、来た! この人だ!と思って」と笑います。
 その後ふたりは、5年の文通を経て結婚。
 家族でオーストラリア、ときにはタヒチやインドネシアを回りました。






大人の駄菓子屋、準備中!

ほかに車、音楽など、ラリアさんのカバー範囲は南太平洋のように広いのです。
 「ものづくりが好き」と言い、薪割りから内装・塗装、パソコンを使ったポップ作りまで、すべて自分でやる、アクティブさももっています。
 さらに親切でフレンドリーな人柄だから、ラリア・カフェに集う人々はさまざまです。
 ちょっとコワモテな(でも本当はやさしい)バイク仲間が集まると、そこだけ〝濃い〟空気になったり。
 外国の方ももちろん、ウェルカムです。
友だちが友だちを呼び…とつながっていくさまは、まるでリアル版「フェイスブック」。
 ラリアさん夫婦のオープンマインドが、居心地のいい空間をつくっているのを感じます。

去年の冬に焼きいもカーをカスタマイズし、この夏、館鼻岸壁朝市に定着。
 今後は、八戸を拠点にしていくつもりだというラリアさん。
 次のステップは来月、市内桜ヶ丘の自宅ガレージ隣にお店をオープンする予定です。
「なんだか人生、急展開で(笑)。まだまだ夢の途中です! 新しい店は…大人の駄菓子屋にする予定。今思いついたんですけど(笑)」
 内装ももちろん、ラリアさん自身がプロデュースするとか。詳細が分かったら、お知らせしますね。



ラリアさんが、特集されたバイク雑誌。表紙も飾っている。

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