獲ったど～！
　１尾丸ごと、みごとな新巻鮭を担ぐ、森のくまさんみたいな母娘に出会いました。
「ねぇねぇ、いくらだったと思う!?」
前のめりで聞いてくるお母さんに押され、ユキパル女が答えようとしたそのとき、
「1,500円！」
すかさず声をそろえるふたりでした。デパートに行くとけっこうなお値段の新巻鮭をお得にゲットできて、ご満悦です。これから仲良くお料理に取りかかるのでしょうか？
うしろ姿を見送って、歩きだすことにしました。

あら？　あちらから歩いてくるのは、八戸せんべい汁研究所の木村聡さん。全国から集まった愛Bリーグ（B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会）の仲間と楽しそうに話しています。トリオ★ザ★ポンチョスのみかちゃんもやってきました。B-1グランプリin北九州でゴールドグランプリ受賞、やりましたね！

もう少し歩くと、朝市名物「しおてば」の大安食堂の前にさしかかります。年末もあいかわらず行列がとぎれません。週を追うごとに人気が高まってきているような気がします。

「遅いよ～！　寝坊したべ？」といたずらっぽく笑いながら声をかけてきたのは、
山遊び名人・川村辰夫さん。
　自慢のきのこ汁が完売して、お買いもの中でした。

ロンドンオリンピックで金メダルの小原日登美選手、伊調馨選手…はお見かけしませんでしたが、館鼻岸壁でロンドンを感じさせてくれたマルカネさんは、年の瀬も元気に営業中です。
「今年もありがとう。来年もよろしくね」と湊日曜朝市会の上村隆雄会長さん。

お店の人、毎週のように顔を出す常連のお客さんたち。まるで朝市オールスターのような顔ぶれに加わって、帰省してきたらしいおしゃれな若者たち、孫を連れてとろけそうな顔のおじいちゃん。
　今年最後の館鼻岸壁朝市は、どこか幸せそうな人々の笑顔であふれています。この笑顔が、来年も朝市で見られますように…。
　祈りたい気持ちになった、2012年の年の瀬でした。

さて。館鼻岸壁朝市は、３月なかばまで冬のお休みに入ります。
　でも、八戸にはほかにもたくさんの朝市があります。
　「朝市なう」は、来シーズンの館鼻岸壁朝市が始まるまでのしばしの間、冬季も開催している他の八戸市内の朝市、また朝市から少し離れ、さまざま地域イベントをご紹介していくことにします。

では、どちらさまも、よいお年を！
　2013年も、web八戸朝市通販をよろしくお願いします。