朝市なう

館鼻岸壁朝市の旬な情報をお届け。

アイコの黄色い涙?

こんにちは。ユキパル女(じょ)です。

光星学院の快進撃はじめ熱戦が続く甲子園では連日、満員通知が出ています。お盆明けの館鼻岸壁朝市もカラッと晴れわたり、おおいににぎわいました。

〈なかむら製菓〉さんは、コーヒーゼリーから駄菓子まで揃うお菓子屋さんです。そこでイカの焼き印に目を奪われてしまったのが、「八戸のいか」というお菓子!
 「花万さんのイカを使ってるのよ」とお店の奥さんの言葉にもびっくりです!
 袋を開けると確かに、そこはかとなく、こがね色したスルメイカのかほり(八戸弁では「かまり」)が…。イカ珍味の老舗・花万さんの人気商品「焼きするめさき」の加工工程で出たイカのはじっこをフレークにして、まんじゅうの皮にまぶしているそうです。


なかむら製菓 八戸のいか


マップ_なかむら製菓

「なかよし」の花万となかむら製菓は、館鼻岸壁朝市でお向かいどうし。ご近所のコラボレーションが生んだこのお菓子、甘じょっぱいから甘党にも左党にもいいですね。酒のつまみにもなるお菓子ということで、某テレビ局の取材オファーもあったとか。

「青春の木炭」の古舘さんのお店では、最近、畑でとれた野菜も売っています。肉厚で、細長くて可愛らしいミニトマト「アイコ」は、赤と黄色の実がきれいです。「市場に出してもぜんぜん値段がつかないんですよ」と古舘さんは明かします。赤くて細長いピーマン「バナナピーマン」も作ってみたけれど、こちらもやはり思うような値段がつかなかったそうなんです。

古舘さんのお店のアイコ

 市場では規格通りの「ふつう」のものが求められていて、変わり種は価値が低いとされる。でも朝市では市場で規格外とされる食材が並べれられることも多く、お客さんもよろこんで買っていったりします。

話を聞いて、なんだかまるで、人間社会と同じような気がしました。
 周りに合わせて「ふつう」でいなきゃってプレッシャーの強い日本の社会はちょっと疲れます。無理して右ならえで、規格に押し込めなくてもいいんじゃない? そんな思いで食べた黄色いアイコは、とってもみずみずしく、甘かったのでした。「見た目はトウガラシに似てるけど、すごく甘い」っていうバナナピーマンも食べてみたいし。

おりしも夜の館鼻岸壁では、復興を願う第32回八戸花火大会。黄色の小さな花火がアイコに見えました。

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